2007年05月03日

「東京タワー オカンとボクと、時々オトン」

  リリーフランキーの名前はおぼろげ気に知っていた。
“イラストレーターでちょっと変な人”と勝手なイメージが出来上がっていた。

映画を観る気になったのは、ちょっと不思議なタイトル「東京タワー オカンと
ボクと、時々オトン」に惹かれたのと、オダギリジョーと樹木希林のキャスティングに
釣られたからである。

 炭鉱の田舎町、自然風景、人間模様が淡々と映し出され、出演者の演技力は
さることながら、母と子の絆がさらさら流れる川のように表現されている。

母を亡くした時の失望感は真っ暗な宇宙に放り出された孤独感に変わり、
日常の何気ないことが大切なのは失ったときにひしひし感じるものである。

この作品の予備知識がなくて触れたから素直に感情移入出来、
原作者リリーさんのストレートなオカンへの愛情が痛いほど伝わってきた。

石垣島の私のオカンも仕事に追われる日々だが長生きしてほしいと切に願った。


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